出張先での雑記帖



神戸
Higashinada-ku


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2017年 1月 28日(土) 東灘区(神戸)

<灘五郷>

神戸市から西宮市の瀬戸内海側にたくさんの酒造メーカーが集まり、
「灘(なだ)の生一本」として全国的に知られている灘五郷。
ここを本拠地とするメーカーだけでなく、
じつは灘以外の酒造メーカーもおいしいお酒を作るために灘五郷に工場を置くほどなのです。
もちろん、日本一の酒どころとなっています。
ここでおいしいお酒が生まれるのには、ちゃんとした理由があります。
まず、最高の酒米といわれている「山田錦」に代表される酒米の生産が、
兵庫県は全国一であること。
そして、日本の名水百選になっている六甲の山から運ばれてくる宮水が、
日本酒の仕込み水になっているのです。


<神戸酒心館>

創業1751年。清酒「福寿」の蔵元・神戸酒心館
ここのお酒の特徴は、伝統製法を重んじていること。
酒造りには「一麹(こうじ)、二元(もと)、三造り」という有名な格言があります。
麹造りが最も重要であるということで、
麹造りを二百年以上前と変わらず今も完全手作業で行っているのです。

「福寿」という酒銘は、 七福神の一柱「福禄寿」に 由来しており、
この酒を 飲んでいただく方々に、 財運がもたらされますように
との願いが込められています。



2008年に南部・小林・益川・下村氏がノーベル賞を受賞された際に、
「福寿 純米吟醸」を提案したところ、他のソムリエ達からも高い評価を経て、
採用に至りました。
それ以降、日本人がノーベル賞を受賞するたびに
「福寿 純米吟醸」がノーベル賞授賞式の晩餐会で提供されるようになりました。
2012年に山中伸弥・京都大教授が医学生理学賞を受賞した際は
「ノーベル賞の酒」と話題になりました。

2012年ノーベル経済学賞を受賞されたアメリカのアルヴィン・ロス氏は、
ノーベル賞の公式行事で飲んだ「福寿 純米吟醸」に魅せられて、
この神戸酒心館を訪問したというエピソードがあるほど、日本人のみならず、
外国人受賞者をも魅了しています。




久しぶりにリフレッシュできました!



神戸酒心館
創業1751年。
清酒「福寿」の蔵元・神戸酒心館では、
手造りによる蔵出しのお酒を、
きき酒のうえ購入できます。


神戸酒心館(福寿)
「福寿 純米吟醸」の売上の一部を
2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞された
山中伸弥教授が所長を務められる
京都大学iPS細胞研究所に寄付をしています。